介護に備えて①(介護は突然やってきます)

昨日まであんなに元気だったのに・・・

皆さん、「自分は年齢より若い」と思っていませんか?
我が国が豊かになったことや、健康ブームの到来で、以前より世代ごとの”見た目”は昔と比べて10歳くらい若返ったように思われます。
 
確かに、自分自身が60歳を超えてみると、「昔の60歳代のイメージと違う」「自分はまだまだ元気で色々なことに取組める」という考えの人が多くなってきているのも事実だと思われます。
 
でも、「気は若くても体は正直」。
シニア世代は、加齢による身体機能の低下が徐々に始まってきています。
車で言えば「中古車」。自身の体のメンテナンスには気をつけたいものです。
 
シニア世代の方は考えてみて下さい。
「階段の上り下りが大変になった」「記憶力が低下した」等、気にかかる症状はないですか?
 
自身がそういった症状が出てきているか、あるいは大切なご家族にそういう症状が出てきてないか。
普段のコミュニケーションの中での「気付き」が大切です。
 
自身や大切な家族が「介護」が必要になった時、戸惑うことのないよう、日頃から準備をしておくことが大切です。

要介護状態になる原因は?

厚生労働省の「国民生活基礎調査平成25年版」の中で、下記のデータが表示されています。
 
【介護が必要となる原因】
・脳血管疾患(脳卒中)17.2%
・認知症16.4%
・高齢による衰弱13.9%
・骨折・転倒12.2%
・関節疾患11.0%
 
 
介護の必要となる原因の1番が「脳血管疾患」です。
昨日まで元気だったのに、脳卒中等で救急搬送され、一命は取りとめたものの、介護状態になって病院を退院してくる。
本当によくあるパターンです。
3番目の「骨折・転倒」もそう。朝、元気で出かけたのに、転倒し救急搬送され、車椅子状態で退院。
 
急性期病院で2週間、回復期リハビリ病院で3か月入院後、自宅へ退院。
昨日まで元気だった自分や大切な家族が3か月後に介護が必要になる。
 
こういった経験をされている方も多いことでしょう。

介護が必要になる前に準備しておくこと。

まずは、自身の持病やかかりつけ医を家族にきちんと話しておくこと。
家族側も、自身の親や配偶者の持病、かかりつけ医を把握しておくこと。
大切なご家族の健康状態を把握しておくことが最初に必要なことです。
 
特に、離れて暮らしている「親」の健康状態を把握しておくことは大切です。
 
それと、大切なご家族の生活習慣を把握しておくことも必要。
「朝は何時に起きているのか?」「食事は3食採っているのか?」「入浴や就寝時間は?」
暮らしのリズムや交友関係などの情報があると介護体制をスムーズに整えることが出来ます。
 
また、離れて暮らしている大切なご家族が介護状態になった場合に、必要なのは、「誰が頼りになるのか?」
自分自身、配偶者、兄弟姉妹、子弟、孫、親戚、ご近所様。
誰と相談し、誰に頼るのか。
 
いざ介護状態になってから考えるのではなく、事前に把握しておきましょう。

聞きにくいことを聞いておくことも大切

大切なご家族が介護状態になった場合に備え、経済的なことも把握しておくのは大切なことです。
「親の収入や資産状況なんて中々聞きにくい」とおっしゃる方がほとんどです。
 
でも、介護状態になった時に、在宅で介護を受けるためにも、介護施設に入所するためにもお金がかかるのは事実です。
スムーズな介護を行っていくためにも、資産の把握は必要です。
 
いざというときの為に、勇気をもって聞いておくことも必要ではないでしょうか。

この記事のライターをご紹介

荒牧誠也 (アラマキセイヤ)

コラムサイト穂の花編集長

株式会社アットウィル 代表取締役
1964年 大阪府大阪市生まれ
1988年 関西電力㈱入社。介護事業子会社 ㈱かんでんジョイライフや医療関係子会社 ㈱かんでん在宅医療サービスの設立や運営に従事。関西電力グループのメデイカル・ヘルスケア事業の企画業務や㈱京阪ライフサポートのM&Aに従事後退職。
2017年 関西電力㈱を退社。㈱ベイシスのソーシャルビジネス事業部長に就任。同時に㈱かんでんジヨイライフ時代の仲間と㈱アットウィルを設立し代表取締役に就任。

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