私は約30年間電力会社に勤めていました。
それなので、ちょっとは他の人より、“電気”に関しては詳しいつもりです。
皆様に、より豊かな生活を送っていただくために、「簡単に出来る冬場の省エネ・節電アドバイス」をご紹介いたします。
塵も積もればなんとかですので、小さな節約の積み重ねで、“豊かな生活”の礎にして下さいね。
なお、本コラムに関しては、皆様よくご存じの「一般財団法人 関西電気保安協会」さまのご協力を得ております。
経済産業省の省エネルギー対策勧告では、「夏28℃、冬20℃を目途とする」としており、外気温度6℃の時にエアコン(2.2kWと仮定)の暖房設定温度を21℃から20℃に1℃下げた場合、年間で約1,170円の節約になるそうです(注:使用条件により異なります:出展 省エネルギーセンター)。
1℃室温を下げているため、より寒くなると感じますが、冷たい空気は床にたまり、暖かい空気は天井付近にたまっているので、床にたまった冷たい空気を空気清浄機や送風機等で攪拌させ、温度のムラをつくらないようにする工夫も節電ポイントの一つです。
暖房が部屋を十分に暖めるために必要な要素は、“温度"と“風量”です。
この両者を相乗させることにより快適な状態が保てます。
快適さを無視すれば、暖房の電源を切ることにより、容易に省エネが達成できますが、それでは風邪を引いてしまいます。
“風量”と“温度”のどちらかを優先させてエアコンを運転し、快適さを保ちながら省エネを達成したいですよね。
風量を大きくするためにはエアコン内のファンを回すことになるのですが、これにかかる電力は少なくて済みます。
温度を高くするために使う電力の方が圧倒的に多く必要となります。
結局、風量を大きくすることが省エネにつながります。
具体的な方法としては、室内機のファンと並行して送風機等を使用し、風量を大きくすることにより効果が期待できるのです。
暖を補う方法として、比較的簡単なものに“湯たんぽ”や“ひざ掛け”があります。
冷たい空気がたまりやすい床付近の対策として、湯たんぽとひざ掛けを併用することで、足元を温めることができます。
その際、ひざ掛けは長めのものを使用し、足元の湯たんぽまで覆うことで長時間の保温効果があります。
また、暖房の設定温度を控えめにする場合は、寒さを感じやすい首・手首・足首などをタートルネックやレッグウォーマーなどで保温するのもおすすめです。
室内の熱を外へ逃がさない工夫のひとつとして、厚手のカーテンを使用することをお勧めします。
床まで届く長いカーテンはより効果的です。
またドア、窓の開閉は出来るだけ少なくしましょう。
ただし、換気は適宜行ってくださいね。
今年は寒い冬になりそうですが、こういった工夫で無駄な出費を抑える工夫をするのは如何でしょうか。
(出典は関西電気保安協会発行の「電気と保安」No. 470)
コラムサイト穂の花副編集長
平成元年 関西電力㈱入社
関西電力㈱広報部門、㈱かんでんジョイライフ入居相談(営業部長)、関西電力㈱グループ経営部門等を経て、平成29年関西電力退職。
平成29年 「穂の花」編集長 荒牧ともに㈱アットウィル設立。
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