知っとこ!!介護情報 ~認知症高齢者の日常生活自立度とは~

高齢者が最も不安に思っているのは”認知症”

今後、増加する高齢者。
高齢者は何に最も不安を持っているのか?
内閣府による2015年度の「一人暮らし高齢者に関する意識調査」の結果、一人暮らしの高齢者の生活の不安は「健康や病気のこと」が第一位で58.9%、続いて、「寝たきりや身体が不自由になり介護が必要になること」が42.6%。
やはり、健康と介護に関する不安が多いようです。
 
私が関わっている有料老人ホームの入居者とお話しをしていても、ホームに入居した理由で最も多いのは、「健康上の不安」、具体的には「認知症に対する不安」がその理由のNO.1となっています。
 
ご高齢者は、認知症に関して、本当に不安に思っておられるのですね。

認知症高齢者の日常生活自立度とは

認知症の症状の進行具合を表す指標に「認知症高齢者の日常生活自立度」という指標があります。
 
これは、厚生労働省が定めたもので、厚生労働省の通知では、
・この判定基準は、地域や施設等の現場において、認知症高齢者に対する適切な対応がとれるよう、医師により認知症と診断された高齢者の日常生活自立度を保健師、看護師、社会福祉士、介護福祉士、介講支援専門員等が客観的かつ短時間に判定することを目的として作成されたもの。
・判定に際しては、意思疎通の程度、見られる症状・行動に着目して、日常生活の自立の程度を5区分にランク分けすることで評価する。
と定められています。
 
高齢者の認知症の程度を踏まえた、その方の日常生活自立度の程度を表すもので、介護保険制度の要介護認定では認定調査や主治医意見書でこの指標が用いられています。
 
ご身内の方の介護認定を判定時に、認定調査員や主治医が用いる用語で、皆様の生活上はあまり耳慣れない専門用語ですが、知っておかれることでご身内の認知症の状況が把握でき、このままご家庭での介護を続けるか、それとも施設に入居するかという判断にも役立ちますので、判定基準について下表に提示しておきます。
 
ランクは「1」「2」「2a」「2b」「3」「3a」「3b」「4」「M」の9つにわけられており、「4」「M」は施設入居を勧めています。
 
ご身内の認知症が心配な方は、一度ご覧いただき、介護認定調査の時等にお役立て下さい。

この記事のライターをご紹介

荒牧誠也 (アラマキセイヤ)

コラムサイト穂の花編集長

株式会社ベイシス 取締役ソーシャルビジネス事業部長
1964年 大阪府大阪市生まれ
1988年 関西電力㈱入社。介護事業子会社 ㈱かんでんジョイライフや医療関係子会社 ㈱かんでん在宅医療サービスの設立や運営に従事。関西電力グループのメデイカル・ヘルスケア事業の企画業務や㈱京阪ライフサポートのM&Aに従事後退職。
2017年 関西電力㈱を退社。㈱ベイシスの取締役ソーシャルビジネス事業部長に就任。

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