認知症が心配な方のための有料老人ホームの選び方

急増する認知症患者 将来が不安!!!施設に入りたい

元気なご高齢者の相談の中で一番多いのが「将来の認知症に備えて」。
これまで家族の介護をされてきた経験のある方の多くが認知症に対して不安を持ち、それに備えた準備をされています。
2025年には認知症有病率が730万人。
5人に1人が認知症の有病者になると言われている中、家族の介護、特に認知症の家族の介護をされてきた方の多くが、自身の将来の認知症に関して不安を持っておられます。

徘徊、幻視、妄想、暴行、暴言、昼夜逆転。
このような認知症のBPSD症状を目の当たりにしてきたご家族にとっては切実な問題ですよね。
そういった方々が、「自分は家族に迷惑をかけたくない」と思われるのは当然。
自身の資産のあるうちに、元気なうちに終の棲家であるホームを探されるといるのが現実です。

リンク:高齢者の疾患①「単なるもの忘れ?病気(認知症)によるもの忘れ」
リンク:高齢者の疾患②「知ってます?認知症のこと」
リンク:高齢者の疾患③「大きなショックやストレスが認知症に影響する」

どういうホームを探せば良いのか?

では、どのようなホームを探せば良いのか?
有料老人ホームは数多あり、その中から認知症予防に力を入れている最適なホームを探すのは至難の業。

まずは多くのホームの資料請求から始まります。

その中でまずピックアップするのは、パンフレットに「当社は認知症予防に力を入れてます」と記載されているホーム。
「介護施設だから当然では?」と思われるかもしれませんが、意外と少ないものです。

そういうホームを見つけられたら、まずは見学。
見学時に気をつけていただくことは、次の3点。
①専門のスタッフがいるか、
②具体的にどんなプログラムを実施されているか
③認知症予防検査を毎年行っているか

の3点です。

認知症予防スタッフの配置に関しては、認知症予防専門士がどれだけ配置されているか?の確認です。
認知症予防専門士とは年1回実施される試験で、「認知症に関する十分な知識を持ち、予防技術を兼ね備えている」と認知症予防学会が認定する資格。
通算して3年以上の実務経験を有し、同学会が指定する講座を30単位以上取得した方が受験できる資格です。
この資格を有しているスタッフが多いホームは、認知症予防に関して力を入れている会社が運営しているホームと言えます。
認知症予防スタッフは、ケアの視点だけでなく、コミュニケーションなどを通じて「どうしたら入居者に生きがいを持ってもらえるか、どんなプログラムを開催すれば参加してもらえるか」と言った視点から業務にあたっています。

プログラムに関しては、何種類のプログラムが実施され、参加率はどれだけかということを尋ねてみましょう。

なにも「脳トレ」だけが認知症対応プログラムではありません。
「朝の体操」「散歩」「カードゲーム」「太極拳」「麻雀教室」「音楽サロン」「映画上映会」といった脳や身体を使うプログラムが毎日何回実施されているか、それらのプログラムに認知症予防の工夫はされているか、月々に参加率や各プログラム参加者を対象にしたリポートが配布されているか等を確認しましょう。

また、年1回入居者全員にMMSE(ミニメンタルステート検査)等の検査を行い、それを数値化して入居者の状況変化の把握業務を実施しているかも確認項目です。
認知症予防に力をいれているホームは何らかの形で、年1回の健康診断に認知症予防に関する検査をされています。

これら全てを行っているホームは中々ないと思いますが、認知症予防を意識した取り組みを具体的にどれだけ行っているかを確認することは大切です。

認知症予防に力をいれている医療機関との連携も大切

また、ホームの協力医療機関の認知症予防への取組みを確認するのも重要。
ホームと医療機関がタッグを組んで認知症予防に力をいれていると力強いですよね。

まず、協力医療機関に認知症専門医がいるかどうか確認してください。
認知症専門医がいる医療機関と提携していれば、万が一認知症になっても専門的な治療が受けられますよね。その医療機関が臨床心理士を雇用しているとなおさら心強いです。

また、その医療機関がMCIスクリーニング検査等の認知症の早期発見に力を入れていると更に心強いですよね。

せっかく大金を支払って入るホームですから、親会社のブランドや豪華な共用施設ばかりに目を奪われないよう注意しましょう。

自身の抱えている不安にどれだけよりそってくれるか。認知症が不安なら、それに対してどれだけの対応をしてくれるか?
そういう視点でホーム選びを行ってくださいね。

この記事のライターをご紹介

早乙女純 (さおとめじゅん)

有料老人ホームの入居募集と、マンション営業の経験があります。
今までの経験と相談案件のご紹介をこのコラムでお伝えしていきます。

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