要介護に備えての民間の保険-どんな保険に加入すれば良いのか?

公的介護保険があるから大丈夫だと思っていませんか?

50歳を超えたら、親の介護や将来の自身の介護に関して急に心配になります。
誰が世話をするのか?誰に世話をしてもらうのか?家族に面倒をかけたくないから施設に入ろう。
皆さん、色々なことを考えておられます。

しかし、50歳代の方からよく聞くのは、「経済的には介護保険があるから大丈夫!!!」と言われていること。
それは全くの間違いです。民間の有料老人ホームやサービス付高齢者向け住宅に入るための費用はほとんど介護保険適用外(家賃、管理費、食費等)。特別養護老人ホームでさえ、それなりの収入があれば介護保険の自己負担額以外に11万円程度が必要になってきます。

公的介護保険を補完する役割を担うのが民間介護保険。要介護2以上になれば支払われる商品が多いですが、最近は要介護1から保障され、以降の保険料払い込みが免除される商品も出てきています。

また、認知症は「長生き病」と言われ、長生きすればするほど認知症を発症するリスクも高くなります。最近では認知症になれば保証が受けられる、「認知症予防保険」「認知症保険」が様々な会社から発売されています。

今回のコラムでは、自身の要介護に備え、どんな保険に入っておけば良いのかを確認しましょう。

認知症が心配な方には民間保険が特におすすめ!!!

昔と違って、最近は「子供が親の面倒を見るのは当たり前」といった風潮は全くなくなってきています。
お子さんが仕事を辞めて介護に取り組むようになるだけで、お子さんの人生は大きく変わってしまいます。

自身が要介護状態になっても民間の介護保険や認知症保険で保険金を受け取ることが出来れば、自身の介護を介護のプロに任せる選択肢が広がります。

では介護保険と認知症保険はどう選び分ければ良いのか。
自身の健康や体力的に自信のない場合は介護保険。親や祖父母、身内が認知症になった経験がある場合は認知症保険を検討するのが良いでしょう。
ただ、認知症は、要介護度が低くても妄想や徘徊、暴力、暴言等BPSD症状が出やすいのも確か。介護をする家族も目が離せません。また、インスリン注射、人工透析、バルーン、ストマー等、医療行為が必要になった場合、認知症の方は特に経済的負担が多くなります。
そう言った意味においては、認知症が心配な方は、認知症に備えた保険の比重を高めておく必要があると思われます。

認知症の患者を家族で面倒を見ることは大変です。加えて認知症の症状が進むと、本人が預貯金をおろせなくなることもあり、家族の負担はますます増えます。
その点、保険に加入しておけば、指定代理請求人(指定代理請求制度とは、被保険者本人に「特別な事情」がある場合、契約者があらかじめ指定した代理人が被保険者に代わって、保険金等を請求できる制度)が保険金を請求出来るので、介護や治療費を賄うことが出来ます。

こうして備えておくことにより、介護施設等へ入居したり、自宅で暮らすにしても、介護保険利用限度額を超えての自費でのデイサービス利用、ショートステイ利用を行えることが出来、家族の負担がグッと減少します。

50代から加入を検討!!!

介護や認知症が心配なら、子育てがむ一段落し、死亡保障が不要となるため、それらを見直す時に介護保険や認知症保険を検討することをお勧めします。
保険料は商品によっても異なりますが、高齢になればなるほど高くなりますので、50歳代前半に加入することをお勧めします。

最近の民間保険はよくできていますので、50歳代なら月々3,000円~5,000円で入れる商品が増えています。

また、それらの保険の中には、認知症予防につながるプログラムが用意されている保険もあります。
そういった商品を検討することをお勧めします。

この記事のライターをご紹介

荒牧誠也 (アラマキセイヤ)

コラムサイト穂の花編集長

株式会社ベイシス 取締役ソーシャルビジネス事業部長
1964年 大阪府大阪市生まれ
1988年 関西電力㈱入社。介護事業子会社 ㈱かんでんジョイライフや医療関係子会社 ㈱かんでん在宅医療サービスの設立や運営に従事。関西電力グループのメデイカル・ヘルスケア事業の企画業務や㈱京阪ライフサポートのM&Aに従事後退職。
2017年 関西電力㈱を退社。㈱ベイシスの取締役ソーシャルビジネス事業部長に就任。

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