シニアの暮らしに備えて

誰にでも訪れるシニアの暮らしに備えて

厚生労働省発表の「平成28年簡易生命表」によると、
日本人の平均寿命は男性が80.98歳で、女性が87.14歳となっています。

退職年齢を60歳とすると、退職後の人生は男性で約20年、女性は約27年となります。

その間、必ず人は徐々に老いていくのですが、旅行や趣味などできるだけ自分の好きなことをして、健康に、豊かに暮らしていきたいものですよね。

ただ、心身ともに豊かに暮らしていくためには、経済的な準備をすることも大切な要素のひとつです。

老後の介護費用や医療費の目安、食費や交際費などをどの程度として考えるのか、また老後の住まいをどのように考えるのか(元気なうちからホームで暮らす、介護が必要となってからホームに入る など)、娯楽や旅行などを楽しむためにいくらくらい資金が必要なのか、などをイメージすることが、経済的な準備を検討することの第一歩ではないでしょうか。

寿命は人それぞれちがいますので、ご自身で想定寿命を計算され予測されてみてはいかがでしょうか。
 

心身共に健康でいられるのは、何歳ぐらいまでなのか…?

厚生労働省発表の「高齢社会白書・平成23年度版」による60歳以上の男女で医療サービスをどれくらい利用しているかをみると、『ほぼ毎日』から『月に1回くらい』まで行く人の割合は61.6%にも上り、10人のうち6人が何かしらの持病を持ち病院通いをしていることになります。

また、厚生労働省「介護保険事業状況報告(暫定)(平成28年9月)」総務省「人口推計(平成28年9月確定値)」高齢者の要介護認定者の割合は、

75~79歳…13.7%
80~84歳…28.4%
85歳以上…59.1%
  
となり、医療保険の後期高齢者である75歳以上となると、7人に1人の割合で、80歳を超えると、4人に1人、85歳以上となると1.7人に1人は介護が必要な状態になっているというのが現状です。

転倒による骨折で寝たきりになってしまったり、脳梗塞などで後遺症が残ったり、認知症状により自身で判断がでいないような状態になる可能性は、突然誰にでも起こりうるというのが、高齢者の暮らしの現状でもあります。
また、医療の発展とともに、介護状態になってからの期間が思った以上に長い(平均約5年ほど)ことも念頭に置かなければなりません。

 

エンディングノートを準備してみませんか。

上記のように、万一介護状態になった場合に備えて、家族や親族が戸惑わないように、心身共に元気でしっかりとした判断ができるうちに「エンディングノート」や「遺言書」を用意しておきましょう。

エンディングノートとは、家族への伝言や、病気になった場合の治療の希望や、介護に対する希望、葬儀・埋葬方法、財産・保険、自分史など、さまざまな自身の情報を家族や親族へ書き残しておくものです。

「終活」という言葉も一般化してきたいま、書店などやインターネットでも気軽にエンディングノートを購入もしくは無料ダウンロードをすることができます。
遺言のように堅苦しく考えずに、自身の思ったままを書き綴ることができ、介護に対する希望や看取りについても、経年により思いが変われば改めて書き直せばよいのです。

「エンディングノートに書き記す」により、ご自身の暮らしに対する希望の整理にもなりますし、意外とシニアライフに対する心構え、気持ちの確認作業になると思います。
少々面倒かもしれませんが、元気なうちに、自身でさまざまなことが判断できるうちに、準備しておくことをぜひお勧めします。備えあれば憂いなしです!

この記事のライターをご紹介

清水稚佳子 (シミズ チカコ)

株式会社アットウィル シニア事業部 副部長

1996年よりアーバンライフ住宅販売株式会社にて14年間新築分譲マンションの販売に従事。
その間、関西電力グループの介護事業を担う会社であるかんでんジョイライフに出向、
新規施設開設準備に伴い2010年より当該会社へ転職し、営業部副部長として、
シニアの有料老人ホーム入居相談に多数対応。2017年秋退職、現在に至る。
宅地建物取引士、AFP、福祉住環境コーディネーター

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